6月12日、抹茶パフェ号と名付けたロードバイクが組み上がりました。
こちらはフレームを2020年に譲り受けてから完成まで約2年、めっちゃくちゃのんびりと色々な人にお世話になりながら完成したものです。その経緯をこれまただらだらと少しずつまとめていこうと思いますのでよろしければお付き合い願います。
今回はひとまず完成形とコンセプトのご紹介から。
【コンセプト】
バイクコンセプト「遊びに満足できる自転車」
「遊びを楽しむ」ことを念頭に、そして自転車とは違う趣味や行動に「繋げる」ことでより遊び倒すことのできる自転車にしたいと考えました。
ロードバイクは基本的に軽く早く遠くまでが一般的なイメージであることが多いですが、この自転車に関しては重くても、遅くても、すごくご近所でも構わなくて、それよりも遊び、楽しむことに満足するということを大事にしたいと考えています。
デザインコンセプト「抹茶パフェ」
デザインは前回のTADA192号から引き続き抹茶デザイン。前回は抹茶・クリーム・小豆の3色デザインでしたが、今回はさらにそれを少し進化させています。
カラーの配置は「積層」、モチーフは「抹茶パフェ」です。
下部から上部へ4色を使い平行に上へ積み上げていく配色で、色の順番はパフェの底の濃い抹茶の蜜層、生クリーム層、あずき層、薄い抹茶のクリーム層、そしてトップチューブからは濃い抹茶色の粉末がふりかけられているイメージのグラデーションをかけています。
【完成形】
■全体写真
パーツやバッグ等を付けたほぼ完成した姿です。おそらくもう少しライト類とかを付けたり替えたりすると思いますが、基本的にはこれが頭の中にあった完成形です。
■フレーム
フレームは自転車工房エコー、唯さん製作の「TADAフレーム」259号になります。実は私がオーダーしたわけではなく、今の192号と全く同じサイズのフレームをタイミング良く譲り受けたものになります。
元のフレームにはキャリア用のダボ穴も付いていなくて、シンプルなロードだったのですが塗装も変えることに決めていたので、キャリアやBB下にもダボを付けたいであるとかフォークにライトマウントを付けたい旨を伝えて唯さんに色々と追加溶接していただきました。このあたりの詳細はまた別記事をまとめようと思います。
自転車工房エコーさんのサイトはこちら
塗装はCherryPaintさんにお願いしました。何度か足を運び相談させていただき、塗装サンプルを作ってもらったりと丁寧に進めていただけました。
かなりややこしくて難しい注文だったと思いますが、素晴らしい塗装をしていただけました。本当にありがとうございます。
リムブレーキの10速構成となります。
理由としては既に保有・組み換え予定の自転車やホイールとの互換性です。Tiagra 10速コンポとGRX 10速コンポでドライブトレインを揃えておけば、ホイールやパーツを相互に利用することができます。
ドライブトレインはGRXメインです。
GRXはグラベル系のコンポーネントでロードコンポではありませんがなんだか憧れがありました。歯数もフロント46-30と小さめで重い荷物を積んでゆるく走る分には最適かなと思います。カセットスプロケットも32Tあるのがありがたいです。
■ホイール周り
ホイールは一旦、これまで通勤に使っていたものを取り付けています。タイヤはサイドがブラウンのグラベルキング。ブラウンなのは趣味です。アメサイドのものもいいなと思いましたがとりあえず通勤にも使うので強度重視で。
ホイールについては互換性を持たせている&持たせていく予定なのでいろいろ替えていこうと思います。現状ではレーゼロ、WH-RS610、WH-6800あたりが履かせられますね。
タイヤも今後いろいろと合わせてみたりしていい見栄えのするものを選びたいと思います。
■ハンドル周り
ハンドルは12度広がったものを選びました。あんまり大きな理由はないです。一回使ってみたかっただけ。憧れますよね。
リムブレーキのため、STIレバーはTiagraになります。ブレーキはULTEGRA。制動系は安心したいですからね。
ステムはクラシカルなものを。フレームカラーに合わせて塗装してもらっています。特別感と統一感が出ていいですね。
バーテープはいい色があったのでこちらをチョイス。リザードスキンはシクロでも使ってましたが滑りにくくて良いです。
フロントバッグとステムポーチを付けています。通勤にも使うのでいろいろ入れられるのは便利です。普通にペットボトルとか、食べたもののゴミとか、ライトの予備とかごはん食べるためのカラトリーとか。ほんといろいろ。
アナログ時計をハンドルに付けてみました。
今回サイコンは付けないことにしましたのでどこかで時間を確認したいなと思った時に、せっかくなら腕時計付けちゃおうと思い付きました。ちょうどバーテープの分厚くなったところ+フロントバッグのベルトの上に取り付けたのでうまくベルトが締まりました。アナログ時計、よりゆるぽたっぽくて気に入っています。
ライトマウント兼GoProマウントをハンドル上部へ取り付けています。
この台座に、
GoProを付けたり、
キャットアイのブラケットをかませて2灯目のフロントライトを付けたり。
ライド目的によって使い分けていこうと思います。
■サドル周り
サドルはArioneの古いやつが気に入っているのでチョイス。若干ブルックスにも憧れましたが、濃いグリーンの限定色が見付からなかったので諦めました。
フィジークのサドルのアダプターにキャットアイのライトホルダーを取り付けています。キャリアにもリアライトを付けているのですがサドル後ろはサッと押しやすいのであるとありがたい位置です。
サドル下には小さなおにぎり反射版。ライトがあるので必要ないのですがこれは趣味ですね。かわいいじゃないですか。
■キャリア周り
テーブルを開いて椅子を置いてキャンプごっこがどこでもできる。
キャリアは今回の自転車の要です。最初にこれありきでいろいろと決めて行ったと言っても過言ではありません。キャリアの設計は唯さん。無茶を聞いていただきめちゃくちゃ工夫していただきました。
この畳まれている板が、
こう開くのですが、
これは動画を観ていただいた方がわかりやすいでしょう。
テーブルの設計は唯さん。
— ぱいそん (@python_ecomic) 2022年6月12日
こうやって開くんです。 pic.twitter.com/ukdWBaV5s8
ブレーキワイヤーがいい働きをしています。
このしかけにはセンタースタンドが欠かせません。自転車を自立させなければなりませんからね。重くはなりますが日常にも使いやすくなるので良いと思っています。
あとこれはなくてもいいですが、自立させた時にフロントホイールを固定しておくとより安定します。
キャリア上にはヘリノックスを載せています。
このキャリアは実はヘリノックス専用設計で、中央が凹んでいます。
あとは一番後ろにリアライトが2灯。1灯電池切れを起こしても交換なしで隣を点灯させて走り出せます。
サイドバッグは可愛いサイズのこちら。
こちらにキャンプ用品とか食器とか、それこそコーヒーセットを入れて持っていきたいですね。
■その他細かなところ
鍵はBB下へ搭載させています。
盗難が怖いのでこの鍵をここ数年使ってますがポケットに入れたり鞄に入れたりは割と重いですし嵩張ります。なのでずっとフレームに付けたかったんです。
フォークへはライトマウントを。
これ迷ったんですよね。他社からこれよりはるかに安いのが出てるんですがちょっと長いしカラーもゴールドがないんですよね。お値段がかなり張るなぁと思いながら結局買いました。でも付けてみたらこれほんと似合いますね。買って良かった。
……以上、今回はひとまずコンセプトと完成系の紹介でした。
次回はフレーム受け取りからの経緯とかをご紹介できればと思っています。今回は嬉しかったので張り切っちゃいましたが、今後はゆっくり更新していきますので気長にお待ちください。
それではまた!